一般財団法人日本研究所は、うるわしい日本文化を研究・発表するとともに、国旗掲揚を推進しています

新刊 「とこしえの神道ー日本人の心の源流」

日本人は神道の祭祀を行い、またその場に臨み祈りを捧げることによって、心を常に祓い清め、「明き清きまことの心」に立ち返り、敬神崇祖の生活を日々行ってきた民族です。

今の不確かで不安定な時代だからこそ、浅はかな思想にとらわれず、日本神話の真理に心をよせ、神々の神勅を常に胸に抱き、日本人らしい生き方に回帰していかねばなりません。ずっと以前からそうであったように、今も昔も皇室の奉戴と、神道の実践こそが、日本人の日本人たる所以であります。

これからどのように時代が移り変わろうとも、古来受け継がれてきた日本の国がらを変えることなく、さらなる日本の発展を願い、本書を上梓いたしました。読者の皆様が、誇りある日本人としての自覚に芽生え、神道の心の日々の実践に勤めていただけることを願っています。

とこしえの神道

著 者:欅田弘一

発行所:一般財団法人

日本研究所

発売元:展転社

仕 様:A5上製 256頁

定 価:1,800円+税

ISBN :978-4-88656-375-0-C0021

発売元の展転社ほか全国書店、Amazon等にて発売中

《とこしえの神道「はじめに」より抜粋》

遠く神代の昔に、神々によって顕わされた宇宙の真理と根源、天地自然の理は、森羅万象有形無形を問わず、すべての事象、仕業が「カミの道=神道」なのであって、天皇陛下をはじめすべての国民にいたるまで、貴賤を問わず朝夕日常のすべてに、日本人の踏み行くべき「カミの道」を見ることが出来るのです。お天道様の陽を浴び、薫る風に吹かれ、湧きいずる清水を口に含み、命あるものから自らの血肉を保つ栄養をいただき、自然と共に生きる私たちは、「カミの道」のなかで生かされていることを識らねばなりません。

それがたとえ外国から取り入れられた風習や事象であっても、日本人は、それらを「カミの道」に沿って受け止め、「カミの道」に取り入れて生かしているのです。

現代では、こうした本来日本人が歩むべき「道」を見失い、とかく「公」を忘れ「私」を基準にして物事を推し量る風潮にあります。それは、個性ある「自分らしさ」を強調するあまりにいびつに偏ってしまった「自分基準」の思想です。私は、現代の日本におけるこの有り様に、大きな違和感を抱かざるを得ません。

「自分らしさ」ばかりが強調される現代の日本で、私たちは今こそ「日本人らしさ」とは何かについて深く考えてみる必要があるのではないかと思います。

私は、混迷を深める今こそ日本人の心の源流である「神道」を見つめ直し、悠久の歴史と伝統を持つ誇りある日本国民の一人として、「日本人らしく」生きていくことが、この国を迷い道から救う唯一の手段であると確信し、拙い文章でありますがこの本を上梓した次第です。

読んで頂いた皆様方が、まことの日本人が踏みゆくべき「道」に立ち返り、皇室の弥栄を祈りつつ、神を敬い祖先を崇める「敬神崇祖」の生活を日々実践してくださることを願うばかりであります。

目 次

  • 第一章 古代日本人の信仰と文化
  • 一、神道の原点、神籬・磐座への信仰
  • 神道の起源
  • 古代祭祀の原点「依代」
  • 「カミ」とは
  • 荒魂・和魂を祀る日本人の心
  • 二、神饌に伝わる縄文文化
  • 神饌の語義
  • 神饌の分類
  • 神饌の品目
  • 今に伝わる縄文人の神饌
  • 第二章 神道の源流
  • 一、『古事記』に語られる神々の世界
  • 古事記の成り立ち
  • 古事記のあらまし
  • 二、日本人はいつ「神道」を自覚したのか
  • 文献上の「神道」
  • 三、神を祀るための法律「神祇令」
  • 神祇令の成り立ち
  • 神祇令の内容と祭祀の性格
  • 第三章 皇室と神道
  • 一、皇室の祭祀
  • 神事を先とし、他事を後にす
  • 二、神々のみことのり
  • 三大神勅
  • 五大神勅
  • 三、新嘗祭と大嘗祭 
  • 新嘗祭
  • 大嘗祭
  • 新嘗祭と大嘗祭の違い
  • 第四章 神道の心と日本人
  • 一、神道と西洋思想
  • キリスト教への違和感
  • 神道と西洋哲学との比較
  • 日本人が持たない「超越的存在」
  • 日本人と西洋人の自然観の比較
  • 二、神道の心
  • 明き清きまことの心
  • 常若の心
  • 建国の理念
  • 天皇陛下の大御心
  • 和の心
  • 第五章 とこしえの神道
  • 一、縄文から弥生へ ― 連続する信仰 ―
  • 二つの神道観
  • 連続する「神道」
  • 二、日本文化と形―形と心の継承―
  • 形と心
  • 祭祀のカタとカタチ
  • 日本人と躾
  • 永遠の継承
  • 三、とこしえの神道 ― 日本人と思想 ―
  • 心と思想
  • 神道は思想を超越する
  • とこしえの神道
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